感染症の薬 百日咳患者の増加 マクロライド耐性株とST合剤について 少し前の話になりますが、日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会が百日咳患者が、2024年の中盤から増加傾向にあることが発表されました。2025年は診断週第12週時点で過去最高となっており、2024年の年間届け出数を超えています。百日咳は... 2025.06.09 感染症の薬
神経系の薬 レキサルティOD錠のアルツハイマー型認知症への使用 メカニズムを確認 先日うちの薬局でアルツハイマー型認知症の治療をしている患者さんに初めて以下の処方がされました。Rp(1)(般)ドネペジル塩酸塩口腔崩壊錠5㎎ 1錠 1日1回 朝食後 30日分Rp(2) レキサルティOD錠(0.5) 1錠 1日... 2025.06.01 神経系の薬
疾病・病態 適応障害で休職中の職員 橋本病も併発していた 会社の知り合いで部署移動したものの、新しい環境に馴染めず適応障害と診断された人がいます。現在休職していますが、先日連絡があり橋本病も併発していることが分かりました。しばらく休職していてもなかなか改善しないので色々と検査した結果分かったようで... 2025.05.26 疾病・病態
疾病・病態 痛風発作中に高尿酸血症治療薬を使うか 病態と一緒に確認 過去に記事でもお伝えしましたが、うちの薬局では新卒薬剤師が入社し、現在は色々教えている最中です。特に医療安全については力をいれています。そろそろ投薬を行い患者の前に出してもいいと思っていますが、その前にあらゆる事態を想定した投薬の練習も行っ... 2025.05.18 疾病・病態
循環器系の薬 ウプトラビ錠に小児用0.05mgが販売 少し前の情報になりますが、2025年03月19日にウプトラビ®錠の小児用0.05mgが販売されました。記事が書き途中のままで公開が遅くなってしまいましたが、ようやく書き終わりましたので公開したいと思います。ウプトラビ®錠と一緒に対象となる疾... 2025.05.06 循環器系の薬
免疫系の薬 デュピクセントが適応追加を申請 水疱性類天疱瘡に使えるか 2025年4月25日にサノフィがデュピクセント®の適応追加を申請しました。この申請が通れば類天疱瘡の治療法として生物学的製剤が初めて用いられることになります。今回の記事ではデュピクセント®と水疱性類天疱瘡について解説します。過去にも紹介した... 2025.05.03 免疫系の薬
調剤業務 新卒薬剤師と共に基本を再復習 腎機能による薬用量の注意 4月から新卒薬剤師がうちの薬局に配属されました。現在は私が中心となり色々教えている段階ですが、まじめで一生懸命な人なので、早く一人前になって働いてもらうのが待ち遠しいです。教えることは沢山ありますが、現在は処方内容に問題ないかをちゃんと確認... 2025.04.26 調剤業務
疾病・病態 wearing off現象の患者さん オンジェンティス錠の効果 過去の記事でパーキンソン病でwearing off現象が疑われる患者さんの事例を紹介しました。⇒ 症例検討 wearing off現象が疑われる事例この記事を書いた時点ではwearing off現象の可能性が高かったとはいえ、確証は得られな... 2025.04.20 疾病・病態
疾病・病態 施設内で疥癬が流行 疥癬の基礎知識と治療法の確認 先日うちの薬局が担当している施設から臨時処方箋がきました。内容は以下のものです。Rp(1)スミスリンローション 30g 1日1回 頸部から下全体に塗布 12時間以上経過のち洗い流すRp(2)スミスリンローション 30g Rp (... 2025.04.15 疾病・病態
癌の薬 バルバーサ錠の製造販売が承認 FGFR阻害薬の特徴と共に予習 2024年12月27日に尿路上皮癌治療薬としてFGFR阻害薬のバルバーサ®錠の製造販売が承認されました。過去にもFGFR阻害薬のリトゴビ®錠について解説したこともありますが、今後はこのような細胞増殖因子をターゲットとした抗がん剤がますます増... 2025.03.30 癌の薬