調剤業務

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血管浮腫 原因となる薬物

先日うちの新患さんに以下の内容の処方がされました。Rp(1)(般)クラリスロマイシン錠(200)    2錠       1日2回 朝夕食後 5日分Rp(2)(般)デキストロメトルファン錠(15)  3錠    (般)カルボシステイン錠(2...
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ライ症候群のリスクの見落としに注意

今年はニュースでも騒がれているようにインフルエンザが大流行しています。先日の休日当番を行った際は何十人とインフルエンザ患者、コロナ患者が押しかけて大変でした💦その際に以下のような処方があり、うちの薬剤師が処方医に疑義照会してくれました。12...
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意外と多いトリプルワーミー

前回に引き続き現場で実際にあった事例です。今の薬局は複雑な処方も多いため、処方内容をじっくり吟味する必要があります。その中で気付いたこと、知っておいて欲しいことを共有したいと思います。先日会社のDI担当部署から、”各現場でトリプルワーミーの...
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牛乳アレルギー インフルエンザ治療薬との関係

先日社内でのヒヤリ・ハットの事例の紹介がありました。内容は以下のようになります。「新患にイナビル®吸入粉末剤が処方。初回アンケートで牛乳アレルギーであることが判明。イナビル®吸入粉末剤の添付文書で牛乳アレルギーの患者ではアナフィラキシーが出...
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アセトアミノフェンの禁忌の緩和 NSAIDsと比較して内容を理解

2023年10月12日、アセトアミノフェン含有製剤の添付文書が改定され、禁忌が大幅に減少しました。改定前と改定後の禁忌の違いは以下のようになります。従来の禁忌はNSAIDsの禁忌をそのままあてはめていた形になります。これが適切な薬物治療の妨...
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タミフルドライシロップの不足 脱カプセルで対応する際の方法、注意点

またまた忙しくてブログの更新が疎かになってしまいました💦何とか時間が取れたので、ようやく記事が書けます。厚生労働省が8日に「オセルタミビルリン酸塩ドライシロップの在庫が逼迫している」として、都道府県などに過剰な発注を控えたり、別の薬に処方を...
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ラゲブリオカプセル 脱カプセルして服用してもらった事例

相変わらずコロナ患者が減らず、どの薬局でもラゲブリオ®カプセルやパキロビットパックの処方が続いていることでしょう。ラゲブリオ®カプセルを直接見たことがある人は分かるでしょうが、カプセルが大きいです(長さ21.7㎜ 直径7.64㎜)。基本的に...
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レトロゾールを服用中の患者さんがタモキシフェンに処方変更になった事例

日頃からうちの薬局に以下の処方内容でおかかりの患者さんがいらっしゃいます。(般)レトロゾール錠2.5mg  1錠   1日1回 朝食後この方の疾患は閉経後骨粗鬆症です。しかし腰が痛くなり整形外科を受診したところ、脊椎圧迫骨折だったようです。...
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ナウゼリンが入荷せずプリンペランで代用 切り替え時の注意点

相変わらず様々な薬の出荷調整が続いており、常に何かしらの薬が入ってこず、現場での混乱は一向に減りません。つい最近ナウゼリンOD®錠(5)を発注しようとしたら、先発品・後発品ともに入ってこず困ってしまいました。あと少しで在庫も底をつきそうだっ...
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てんかん患者における抗ヒスタミン薬の使用について

先日うちの患者さんで風邪を引いたお子さんがいました。その時はポララミン®錠が処方されていましたが、薬歴の頭書きに以下のような記載がありました。「てんかんの既往歴あり。医師から抗ヒスタミン薬は使わないよう言われている。」そのため疑義照会したと...