疾病・病態

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高カルシウム血症

前回の記事で高カルシウム血症について触れました。 今回は高カルシウム血症について詳しく書いてみようと思います。 体内のカルシウムは99%以上が骨や歯に保存されていますが、カルシウムが腸管での吸収促進、腎での尿中への排出障害、骨吸収亢進による...
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高カリウム血症

前回の記事でK保持性利尿薬について書きました。K保持性利尿薬は全ての薬に高カリウム血症を起こすリスクがあります。そのため前回の記事との関連で、高カリウム血症について少し詳しく見ようと思います。高カリウム血症は読んで字のごとく、血中のカリウム...
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中毒性表皮壊死症候群、スティーブンス・ジョンソン症候群

先日当薬局にラミクタール錠®の「適正使用のお願い」が届きました。内容は添付文書の警告にも記載されている中毒性表皮壊死症候群と皮膚粘膜眼症候群による死亡例についてでした。もう何回同じ内容のお知らせが来たか分かりませんが、それだけ注意が必要なの...
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間質性肺炎

2020年9月から投薬後の患者のフォローアップが義務化されていますが、実際はまだまだみんな手探り状態だと思います。そもそもフォローアップで何をするかも人によって違いますが、その中でも副作用が起きていないかの確認は大切だと思います。つまり患者...
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レストレッグス症候群

当薬局は神経内科の門前ではないのですが、たまにレストレッグス症候群で神経内科の処方箋を持ち込む人もいます。あまり来ない処方箋の薬や疾患を勉強することは薬剤師としての見聞を広げるのに大切だと思います。そのため今回はレストレッグス症候群について...
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血管性認知症

認知症と言ったらほとんどの人が思い浮かべるのがアルツハイマー型認知症だと思います。少々詳しい人ならレビー小体型認知症まで出てくると思います。 でも実際は認知症で最も多いのはアルツハイマー型認知症ですが、次に多いのは血管性認知症です。今回は血...
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熱性痙攣とその対処法

涼しくなってきましたね。冬になってくると毎年病院、薬局では繁忙期になります。いわゆる風邪やインフルエンザに罹患する人が増えてきます。今年はコロナもあるので混乱を招く恐れもあります。感染性疾患にかかると発熱を起こすことが多いです。その中でも小...
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糖尿病とアシドーシス

薬歴を書く際にハイリスク薬では、副作用の有無をしっかり確認し記録に残す必要があります。特に糖尿病治療薬の場合は低血糖や浮腫、腹部膨満感など様々な副作用があります。その中でアシドーシスの症状がないかの確認も必要だと思われます。アシドーシスは薬...
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セロトニン症候群

前回の記事でセロトニンの作用について確認するとともに、セロトニンによる副作用についても書きました。その中でセロトニンによる副作用で重篤なものとして知られる、セロトニン症候群について知ってほしいと思います。 セロトニン症候群はセロトニン受容体...
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急性膵炎

以前私の知人が急性膵炎で入院しました。原因は胆石によるものでした。今回は急性膵炎について書いてみようと思います。急性膵炎は膵液に含まれる消化酵素が異常に活性化し、膵臓自身を消化してしまう疾患です。原因はアルコールによるものと胆石によるもので...