jijineko720

疾病・病態

レストレッグス症候群

当薬局は神経内科の門前ではないのですが、たまにレストレッグス症候群で神経内科の処方箋を持ち込む人もいます。あまり来ない処方箋の薬や疾患を勉強することは薬剤師としての見聞を広げるのに大切だと思います。そのため今回はレストレッグス症候群について...
眼科の薬

ヒアレイン点眼液、ヒアレインS点眼液

2020年9月より、参天製薬からヒアレイン点眼液のOTC、ヒアレインS点眼液が発売されました。ヒアレインは一般の人でも知っている人が多いので、注目した人も多いのではないでしょうか?今回はヒアレインS点眼液と医療用のヒアレイン点眼液について少...
臨床検査値

BNP、NT-proBNP

前回の記事で母が血管性認知症とうっ血性心不全であることを書きました。今回はうっ血性心不全のマーカーであるANP、BNPについて説明します。エンレスト錠の記事でも書きましたが、ANP、BNPは血管拡張作用と利尿作用をもち、心負荷を軽減します。...
疾病・病態

血管性認知症

認知症と言ったらほとんどの人が思い浮かべるのがアルツハイマー型認知症だと思います。少々詳しい人ならレビー小体型認知症まで出てくると思います。 でも実際は認知症で最も多いのはアルツハイマー型認知症ですが、次に多いのは血管性認知症です。今回は血...
神経系の薬

オピカポン錠(オンジェンティス®錠)

2020年8月にオピカポン錠(オンジェンティス®錠)が発売されました。今回はこの薬について説明してみようと思います。オピカポンは末梢性COMT阻害薬です。COMTとはカテコール-O-メチルトランスフェラーゼの事で、ドパミン、ノルアドレナリン...
疾病・病態

熱性痙攣とその対処法

涼しくなってきましたね。冬になってくると毎年病院、薬局では繁忙期になります。いわゆる風邪やインフルエンザに罹患する人が増えてきます。今年はコロナもあるので混乱を招く恐れもあります。感染性疾患にかかると発熱を起こすことが多いです。その中でも小...
疾病・病態

糖尿病とアシドーシス

薬歴を書く際にハイリスク薬では、副作用の有無をしっかり確認し記録に残す必要があります。特に糖尿病治療薬の場合は低血糖や浮腫、腹部膨満感など様々な副作用があります。その中でアシドーシスの症状がないかの確認も必要だと思われます。アシドーシスは薬...
疾病・病態

セロトニン症候群

前回の記事でセロトニンの作用について確認するとともに、セロトニンによる副作用についても書きました。その中でセロトニンによる副作用で重篤なものとして知られる、セロトニン症候群について知ってほしいと思います。 セロトニン症候群はセロトニン受容体...
神経系の薬

ボルチオキセン臭化水素酸塩(トリンテリックス®)解説

2019年11月に4年ぶりに新しい作用機序の抗うつ剤が発売されました。もうあと1ヶ月ちょっとすれば処方日数制限も解除され、市場に多く出回ると思われるので、今回はボルチオキセン臭化水素酸塩(トリンテリックス®)について解説します。ボルチオキセ...
呼吸器系の薬

アテキュラ吸入用カプセル、エナジア吸入用カプセル

2020年8月にノバルティスファーマから新たな喘息治療薬アテキュラ吸入用カプセル®とエナジア吸入用カプセル®が発売されました。今回はこの2剤について書いてみようと思います。アテキュラは吸入ステロイド(ICS)と長時間作用型β2刺激薬(LAB...