注意すべき一般名処方

疑問

第17回改正日本薬局方でバルプロ酸ナトリウム徐放錠の局方名が「バルプロ酸ナトリウム徐放錠A」と「バルプロ酸ナトリウム徐放錠B」になりました。

バルプロ酸ナトリウム徐放錠A:先発品はデパケンR(1日1~2回分服)
バルプロ酸ナトリウム徐放錠B:先発品はセレニカR(1日1回服用)
調剤業務をしている人なら、一般名処方の認識の誤りで調剤過誤を起こしてしまう事が如何に危険かは理解していると思います。
今回は注意すべき一般名処方について確認しておきましょう。
テオフィリン徐放錠(12~24時間持続):テオドール
テオフィリン徐放錠(24時間持続):ユニフィルLA
ニフェジピン徐放錠(12時間持続):アダラートL
ニフェジピン徐放錠(24時間持続):アダラートCR
ロキソプロフェンナトリウムテープ(温感):ロキソプロフェンナトリウムテープ「タイホウ」
ロキソプロフェンナトリウムテープ(非温感):ロキソニンテープ
ロサルタン50㎎・ヒドロクロロチアジド配合錠:プレミネントLD
ロサルタン100㎎・ヒドロクロロチアジド配合錠:プレミネントHD
経腸成分栄養剤(2‐1)液:エンシュア・リキッド液
経腸成分栄養剤(2‐2)液:エンシュアH液
経腸成分栄養剤(10)液:エネーボ配合経腸用液
経腸成分栄養剤(9-2)液:ラコールNF配合経腸用液
経腸成分栄養剤(9-2)液半固形:ラコールNF半固形配合経腸用液
クロベタゾン酪酸エステル軟膏0.05%:キンダベート軟膏
クロベタゾールプロピオン酸エステル軟膏0.05%:デルモベート軟膏
他にもまだまだ沢山あるでしょうね。
薬剤師だけで完全に防ぐのは結構難しいです。これを防ぐためには事務と協力するのがいいですね。
処方箋入力の際は事務が一文字一文字確認しながら入力、薬剤師は自分の持っている知識を総動員して調剤。事務の入力したものと薬剤師が調剤したものが一致しているか確認し、さらに処方箋全体で見ておかしくないか(例えばデルモベート軟膏をピッキングして、使用部位が顔とかならありえないですよね?)、ここまでチェックすれば大体は防げると思います。
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