臨床検査値

ビリルビン

この時期は健康診断を受ける人が多いようで、投薬時に病院から渡された検査値の紙を見せてきて、検査値の意味を教えて欲しがる人が結構います。 過去に記事で腎機能や肝機能について書いてきました。これらの数値が比較的理解しやすく、また医師から説明を受...
疾病・病態

中毒性表皮壊死症候群、スティーブンス・ジョンソン症候群

先日当薬局にラミクタール錠®の「適正使用のお願い」が届きました。内容は添付文書の警告にも記載されている中毒性表皮壊死症候群と皮膚粘膜眼症候群による死亡例についてでした。もう何回同じ内容のお知らせが来たか分かりませんが、それだけ注意が必要なの...
調剤業務

計数できない量の錠剤が処方された。落ち着いて考えて!

調剤業務をしていると錠剤を半錠に割ったり、場合によっては4分の1錠にしたりすることがあります。しかし時にあり得ないような量の錠剤を調剤しなくてはならないこともあります。今回は当薬局で実際にあった処方を例にとって解説してみたいと思います。※他...
神経系の薬

デエビコ錠

前回の記事でメラトニン受容体刺激薬のメラトベル顆粒®について書きました。今回は2020年7月に発売されたオレキシン受容体拮抗薬のデエビコ錠®について書いてみようと思います。デエビコ®の有効成分はレンボレキサントというオレキシン受容体拮抗薬で...
神経系の薬

メラトベル顆粒

2020年6月に新たな小児入眠改善薬としてメラトベル顆粒®が発売されました。今回はメラトベル顆粒®について少し書いてみようと思います。メラトベル顆粒®の有効成分はメラトニンそのものです。有効成分からして分かるように、作用機序はラメルテオン(...
疾病・病態

間質性肺炎

2020年9月から投薬後の患者のフォローアップが義務化されていますが、実際はまだまだみんな手探り状態だと思います。そもそもフォローアップで何をするかも人によって違いますが、その中でも副作用が起きていないかの確認は大切だと思います。つまり患者...
疾病・病態

レストレッグス症候群

当薬局は神経内科の門前ではないのですが、たまにレストレッグス症候群で神経内科の処方箋を持ち込む人もいます。あまり来ない処方箋の薬や疾患を勉強することは薬剤師としての見聞を広げるのに大切だと思います。そのため今回はレストレッグス症候群について...
眼科の薬

ヒアレイン点眼液、ヒアレインS点眼液

2020年9月より、参天製薬からヒアレイン点眼液のOTC、ヒアレインS点眼液が発売されました。ヒアレインは一般の人でも知っている人が多いので、注目した人も多いのではないでしょうか?今回はヒアレインS点眼液と医療用のヒアレイン点眼液について少...
臨床検査値

BNP、NT-proBNP

前回の記事で母が血管性認知症とうっ血性心不全であることを書きました。今回はうっ血性心不全のマーカーであるANP、BNPについて説明します。エンレスト錠の記事でも書きましたが、ANP、BNPは血管拡張作用と利尿作用をもち、心負荷を軽減します。...
疾病・病態

血管性認知症

認知症と言ったらほとんどの人が思い浮かべるのがアルツハイマー型認知症だと思います。少々詳しい人ならレビー小体型認知症まで出てくると思います。 でも実際は認知症で最も多いのはアルツハイマー型認知症ですが、次に多いのは血管性認知症です。今回は血...