神経系の薬

デエビコ錠

前回の記事でメラトニン受容体刺激薬のメラトベル顆粒®について書きました。今回は2020年7月に発売されたオレキシン受容体拮抗薬のデエビコ錠®について書いてみようと思います。デエビコ®の有効成分はレンボレキサントというオレキシン受容体拮抗薬で...
神経系の薬

メラトベル顆粒

2020年6月に新たな小児入眠改善薬としてメラトベル顆粒®が発売されました。今回はメラトベル顆粒®について少し書いてみようと思います。メラトベル顆粒®の有効成分はメラトニンそのものです。有効成分からして分かるように、作用機序はラメルテオン(...
疾病・病態

間質性肺炎

2020年9月から投薬後の患者のフォローアップが義務化されていますが、実際はまだまだみんな手探り状態だと思います。そもそもフォローアップで何をするかも人によって違いますが、その中でも副作用が起きていないかの確認は大切だと思います。つまり患者...
疾病・病態

レストレッグス症候群

当薬局は神経内科の門前ではないのですが、たまにレストレッグス症候群で神経内科の処方箋を持ち込む人もいます。あまり来ない処方箋の薬や疾患を勉強することは薬剤師としての見聞を広げるのに大切だと思います。そのため今回はレストレッグス症候群について...
眼科の薬

ヒアレイン点眼液、ヒアレインS点眼液

2020年9月より、参天製薬からヒアレイン点眼液のOTC、ヒアレインS点眼液が発売されました。ヒアレインは一般の人でも知っている人が多いので、注目した人も多いのではないでしょうか?今回はヒアレインS点眼液と医療用のヒアレイン点眼液について少...
臨床検査値

BNP、NT-proBNP

前回の記事で母が血管性認知症とうっ血性心不全であることを書きました。今回はうっ血性心不全のマーカーであるANP、BNPについて説明します。エンレスト錠の記事でも書きましたが、ANP、BNPは血管拡張作用と利尿作用をもち、心負荷を軽減します。...
疾病・病態

血管性認知症

認知症と言ったらほとんどの人が思い浮かべるのがアルツハイマー型認知症だと思います。少々詳しい人ならレビー小体型認知症まで出てくると思います。 でも実際は認知症で最も多いのはアルツハイマー型認知症ですが、次に多いのは血管性認知症です。今回は血...
神経系の薬

オピカポン錠(オンジェンティス®錠)

2020年8月にオピカポン錠(オンジェンティス®錠)が発売されました。今回はこの薬について説明してみようと思います。オピカポンは末梢性COMT阻害薬です。COMTとはカテコール-O-メチルトランスフェラーゼの事で、ドパミン、ノルアドレナリン...
疾病・病態

熱性痙攣とその対処法

涼しくなってきましたね。冬になってくると毎年病院、薬局では繁忙期になります。いわゆる風邪やインフルエンザに罹患する人が増えてきます。今年はコロナもあるので混乱を招く恐れもあります。感染性疾患にかかると発熱を起こすことが多いです。その中でも小...
疾病・病態

糖尿病とアシドーシス

薬歴を書く際にハイリスク薬では、副作用の有無をしっかり確認し記録に残す必要があります。特に糖尿病治療薬の場合は低血糖や浮腫、腹部膨満感など様々な副作用があります。その中でアシドーシスの症状がないかの確認も必要だと思われます。アシドーシスは薬...