セレスタミンシロップの小児薬用量

前回の記事に引き続き、添付文書に記載されていない小児薬用量についてです。

セレスタミンシロップを小児に使おうとした場合はどれくらいでしょうか?
添付文書を調べるとまたまた

小児には1回5mLを1日1〜4回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

出ました、適宜増減!
当時小児科の門前で働いていた時に、その時の管理薬剤師に聞いてみましたが分からず。
誰も知らなかったので高田製薬の文献請求窓口に問い合わせました。
 
私「すみません、セレスタミンシロップは小児に使う時はどのくらいにするか目安ってありますか?」
担当者「はいはい、じゃあFAXで送りますね~。」
 
電話を切るとすぐにFAXが来ました。(仕事早いな!)
送られてきた結果を表にします。
 
備考欄に
 
1回量を1日1~4回投与する。
12ヶ月以下はAugsberger式Ⅰで計算する。(小児薬用量={(1.5×体重)+10}/100×成人量)
2歳以上はAugsberger式Ⅱで計算する。(小児薬用量=(4×年齢+20)/100×成人量)
なお成人量は1回5~10mL、1日1~4回投与とする。
 
とのことが書いてあります。なんて親切(^^♪
大学の授業でしか使わなかったAugstberger式がこんなところで使われているとは。
適宜増減になっている薬は、一度この式に当てはめて計算してみることにしよう。
学生の頃や社会人初めの頃の初心忘れるべからず!!

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