jijineko720

ヒヤリ・ハット

ヒヤリ・ハット分析 バルプロ酸ナトリウムと併用時のラモトリギン

外来が暇なときはよく、公益財団法人日本医療機能評価機構の薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業の事例に目を通してます。単なる名称が似ていたとか簡単なものもあれば、正しい知識をつけなければ大きな事故につながりそうなものまで様々です。その中で改め...
疾病・病態

高カリウム血症

前回の記事でK保持性利尿薬について書きました。K保持性利尿薬は全ての薬に高カリウム血症を起こすリスクがあります。そのため前回の記事との関連で、高カリウム血症について少し詳しく見ようと思います。高カリウム血症は読んで字のごとく、血中のカリウム...
腎・泌尿器科の薬

ミネブロ錠 他のK保持性利尿薬との違い

日本医療機能評価機構の薬局ヒヤリ・ハット事例収集分析事業でセララ®を服用中の患者にミネブロ®が処方され、疑義照会になり、セララ®が削除された事例が報告されました。同一の作用機序の薬が重複して処方された例です。セララ®、ミネブロ®ともに他のK...
内分泌・代謝性疾患の薬

ユリス錠

最近ユリス®錠を卸に返品しました。単に卸の販売実績の協力のために取ったものですが、全く使わなかったので返品した次第です。手元になくなると勉強を怠ってしまうので、忘れないうちにユリス®錠についてまとめておきたいと思います。ユリス®錠の成分はド...
臨床検査値

ビリルビン

この時期は健康診断を受ける人が多いようで、投薬時に病院から渡された検査値の紙を見せてきて、検査値の意味を教えて欲しがる人が結構います。 過去に記事で腎機能や肝機能について書いてきました。これらの数値が比較的理解しやすく、また医師から説明を受...
疾病・病態

中毒性表皮壊死症候群、スティーブンス・ジョンソン症候群

先日当薬局にラミクタール錠®の「適正使用のお願い」が届きました。内容は添付文書の警告にも記載されている中毒性表皮壊死症候群と皮膚粘膜眼症候群による死亡例についてでした。もう何回同じ内容のお知らせが来たか分かりませんが、それだけ注意が必要なの...
調剤業務

計数できない量の錠剤が処方された。落ち着いて考えて!

調剤業務をしていると錠剤を半錠に割ったり、場合によっては4分の1錠にしたりすることがあります。しかし時にあり得ないような量の錠剤を調剤しなくてはならないこともあります。今回は当薬局で実際にあった処方を例にとって解説してみたいと思います。※他...
神経系の薬

デエビコ錠

前回の記事でメラトニン受容体刺激薬のメラトベル顆粒®について書きました。今回は2020年7月に発売されたオレキシン受容体拮抗薬のデエビコ錠®について書いてみようと思います。デエビコ®の有効成分はレンボレキサントというオレキシン受容体拮抗薬で...
神経系の薬

メラトベル顆粒

2020年6月に新たな小児入眠改善薬としてメラトベル顆粒®が発売されました。今回はメラトベル顆粒®について少し書いてみようと思います。メラトベル顆粒®の有効成分はメラトニンそのものです。有効成分からして分かるように、作用機序はラメルテオン(...
疾病・病態

間質性肺炎

2020年9月から投薬後の患者のフォローアップが義務化されていますが、実際はまだまだみんな手探り状態だと思います。そもそもフォローアップで何をするかも人によって違いますが、その中でも副作用が起きていないかの確認は大切だと思います。つまり患者...