ヒヤリ・ハット

ヒヤリ・ハット分析 インクレミンシロップの成分量処方における計量ミス

公益財団法人日本医療機能評価機構の薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業で成分量で記載された処方箋の計算ミスによる事例がありました。正直この内容は自分でも同様のミスをしていたかもしれません添付文書における用量も3種類の記載があり、非常にややこ...
内分泌・代謝性疾患の薬

クロミッド錠の働き方をしっかり理解

先日以下の処方を受けました。Rp(1)クロミッド錠(50) 1錠    1日1回 朝食後 5日分患者さんに話を聞くと、人工授精をするようです。生理がきて3日目から飲むように言われたとのことでした。産婦人科の処方を受ける機会が少ないと、あまり...
癌の薬

イクスタンジ錠を服用中の患者さん 医師から言われた注意事項

先日うちにおかかりの患者さんから相談を受けました。「先月から新し薬を使っているんだけど、先生から自転車に乗るのは気を付けるように言われた。1日2時間くらいまでにして欲しいって。なんでだろう?」患者さんのお薬手帳を見ると、併用薬に以下の薬が追...
その他

リネイルゲル

目の回るような忙しさと体調不良が続き、更新が途絶えてしまいました。ようやく記事を1個書く余裕ができたので書こうと思います。2023年4月20日に巻き爪の治療薬であるリネイル®ゲルが発売されました。正確には巻き爪の矯正の補助に用いますが、内容...
内分泌・代謝性疾患の薬

ウゴービ皮下注の予習

うちの薬局の女性従業員達がよく、痩せたいけどいい薬は無いかと言っています。そんな中、今年の3月27日に肥満治療薬のウゴービ®皮下注が承認されたとの情報を得たようです。これの薬はどうかと聞かれたので、彼女らには使えない旨を説明しました。今回の...
調剤業務

てんかん患者における抗ヒスタミン薬の使用について

先日うちの患者さんで風邪を引いたお子さんがいました。その時はポララミン®錠が処方されていましたが、薬歴の頭書きに以下のような記載がありました。「てんかんの既往歴あり。医師から抗ヒスタミン薬は使わないよう言われている。」そのため疑義照会したと...
調剤報酬

令和5年4月1日以降の連携強化加算について

2023年3月24日に、厚生労働省から連携強化加算の施設基準の取り扱いについての事務連絡が発表されました。全国で新型コロナウイルスのPCR等検査無料化事業が終了するに伴い、連携強化加算の施設基準が異なるようになります。内容としては多くの薬局...
内分泌・代謝性疾患の薬

マンジャロ皮下注アテオス

ここ最近本当に忙しく、更新が滞っていました💦ようやく記事を書く余裕が少しできたので、早速書いていきます。2023年3月15日に2型糖尿病治療薬のマンジャロ®皮下注アテオスが薬価収載されました。今までのGLP-1作動薬と異なり、GIP作動薬と...
疾病・病態

肝性脳症とその治療薬

先日ウルソ®錠を服用していた患者さんに、初めてアミノレバンEN®配合散が処方されました。この患者さんは慢性肝不全でしたが、アミノレバンEN®配合散が処方されたということは肝性脳症を生じていることが分かります。話している感じでは全くそんな気配...
感染症の薬

アメナリーフ錠の適応追加

2023年2月24日にアメナリーフ®錠に「再発性の単純疱疹」の適応が追加されました。これにより現在発売されている抗ヘルペスウイルス剤はいずれも単純疱疹と帯状疱疹の両方に使えることになりました。今回の記事では単純疱疹と帯状疱疹の違い、アメナリ...