日点のPF目薬は代替調剤しないで

眼科の薬

今回は新人薬剤師向けの記事です。

処方箋に「✖」のついていない薬は先発品⇒後発品 後発品⇒後発品に代替調剤できることはご存じだと思います。
でも日点のPF点眼液は「✖」が付いていなくても代替調剤しない方がいいです。
(ケトチフェンPF点眼液「日点」など)

このPFは防腐剤無添加をいうものです
通常の目薬には塩化ベンゼトニウムや塩化ベンザルコニウムといった防腐剤が入っています。(陽イオン界面活性剤です)
これがあるから目薬は開封後でも1ヶ月程度品質が保持されます。しかし中にはこの防腐剤がかゆみや炎症の原因になる人もいます。
そこで防腐剤無添加の点眼液が登場したわけ。通常防腐剤が入っていないと2週間くらいしかもちません。ソフトサンティアなんかがいい例ですね。
でも日点のPF点眼液は特殊な容器を用いることによって、防腐剤なしでも1ヶ月程度の品質保持を可能にしたわけです。
 
※PF点眼液の詳しい説明は日本点眼薬研究所のホームページからご覧ください。⇒こちら
 
そんなわけでもし〇〇PF点眼液「日点」が処方されたら他剤に代替調剤しないで下さいね。
保険請求上は問題なく代替できてしまいますが、医師はわざわざ防腐剤無添加を選んでいるのですから。
 

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